ー 何かを始めるときに資格などを都度取られてるので説得力が違いますね!周りからの影響や、一つ一つの経験が今のLEEWAYSという形に繋がってきているという事ですね!リノベーションのお部屋、とってもお洒落ですよね。
そうですね。2005年当時は単身者用のマンションでこれだけのことをやっている会社はなかったんですよね。
ファミリータイプで徹底的にやっているというのはありましたが、一人暮らしとなるとなかなか無かったと思うので、そこが業績に繋がったというのもあります。
ー 私も拝見しましたがデザインもお洒落で、3万人以上の方も待ちたくなりますね!
一番人気のお部屋なんかは、1年間で113人待ちなんですよ。
ー 113人待ち!?すごい反響ですね!エリアは都内でしょうか?
都内ですね。
データにもありますが、リノベーションが実現できるのは東京23区だけなんですよ。
例えば、東京と大阪では需要や相場変動の要因に大きな違いがあります。
大阪では、築年数に合わせて賃料が下がっていきます。
たとえ、内装を変えてグレードを上げてもその影響度は限定的なんです。
ところが、東京23区のあるカテゴリーに関しては、築年数がマイナス要素にはならないんです。
要するに、どうしても表参道という街に住みたいから築年数はどうでも良いという人が一定数いるのが東京なんです。
つまり、グレードの影響がかなり大きいんですね、23区だからこそ、グレードさえ良くしてあげれば賃料が上がるというデータがあるんです。
ー 確かに、表参道や神宮前なんかは特に築年数の経っている物件が多かったりしますよね、納得です。初めの会社では、システムを一から作られるなど色々なご経験をされてきたかと思いますが、その中でも一番苦労されたことはどういったことでしょうか?
やはり、今までパソコンに触れてこなかった人達にパソコンを使ってもらうこと、これほど大変なことはないですね。
その時は、みなさん理解がなかったので、今でも不慣れな方が多い業界じゃないですか。
一番初めの会社では、パソコンを使おうと思ってもらう為には、社長を抱き込もうと思ったんです。
そのために、まず社長の運転手になったんです。
そこで、運転免許を取りに行って、運転手を名乗り出てからは、会社の鍵を任されるので、朝5時から会社を開けてパソコンのプログラムを作ることができました。
更に、社長との会話が増える中で知り合いの方がパソコンで困っていると聞き、その方の手伝いなんかもしたんです。
そういった中で、これからはパソコンが必要という話なんかもできて、実際に社内の一部の方は便利さを理解してくれていたんです。
ただ、今までやってきた営業の方なんかは、なかなか理解してくれないんです。
どうしたら分かってくれるのかを考えて、始業前に勉強会を開催したんです。
パソコンとは?みたいなところから、1年ほど続けた時に、営業の方も便利さに気づいてくれて、社内での導入に繋がったんです。
当時何が大変だったかというと、夜中でも電話がかかってくるんですよ(汗
体育会系の方が多い会社だったので、深夜まで働いている営業もいたんですよね。
そんな中で、「を」ってどう入力するんだっけ?みたいな些細な質問の電話が良くきてましたね(笑
そんな時代だったんです。
ー やはり、「人を動かす」というのは難しいことなんですね。
その後にも、更に大変なことがあったんです。
不動産会社の後に、コンサルに転職するんですが、何も知らない状態で他業種に行くわけです。
そこでは、コンサルならではの、外資ならではの沢山の横文字が飛び交っているのも大変でした。
その中で、このままではだめだというのもあり、MBAを取ったんです。
ー これまでのご経験などから、ご自身で会社を立ち上げようと思われたのかと思いますが、起業の前後で大変だったことや感じられたことはどのようなことでしょうか?
そうですね、1社目(REISM株式会社)は、NO,2のポジションだったんですよね。
少し昔の話になっちゃいますけど、中学生の頃、生徒会長を勤めてたんです。
他の生徒会役員もいる中で、色々やって、振り回してしまった結果、その当時「トップにはなれない」と実感したんですよ(汗
その頃から、NO,2になる為にはどんなキャリアがあるかな?と考えていたんです。
初めに、経理になったのも、社長の補佐ができますよね。
一つのトップになるより、複数のNO,2を兼任できたら良いなと思ったんです。
そして、コンサルになれば客観的になれるし、NO,2になる為の布石を打ってきたんです。
そこで、NO,2として1社目を迎えたんです。
NO,2とは言っても、仕入れや倉庫管理・部下のマネジメントなどほぼ全てをやっていて、特に大変なのは社員・現場・社長などの意見をまとめる社内調整でした。
リーマンショックも超えた10年目くらいの時に、こんなに大変なら自分でやった方が良いんじゃないの?ってマインド変化が起こったんです。
そこで、LEEWAYS株式会社を立ち上げたんです。
あとは、当時の社長とやりたい事が少し違ったので、自分の目指すものをやってみようというのも背中を押した一つですね。
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